所要時間全120分
実施対象小学生の親子
寒い季節に身体を暖かく包んでくれる毛糸のセーター。その毛糸は、羊の毛に撚りを加えて糸にしたものです。毛糸を手作りする時は、紡ぎ車やスピンドル(紡錘車)を使いますがワークショップ「アートな糸を作る」では、特別な道具を使わずに「糸ができる不思議」を親子で協力して体験しました。
ワークショップの前には、長年良質な原毛を生産している牧畜家による「羊と人のつながりについて」レクチャーを行いました。
原材料である素材が生まれる背景や、その過程、モノづくりを支える社会や文化について、感じ学んでもらうことを目指します。
主催者公益社団法人日本クラフトデザイン協会
身近な糸はどのように出来ているのか その工程を羊毛のホワホワな感触を感じながら、楽しく体験してもらう
一番古い家畜として人の暮らしに寄り添ってきた羊の話を牧畜家の方の実体験を通して聞くことで、素材の背景の一端を知る機会とする。
所要時間全120分
実施対象小学生の親子
つくりかた
牧畜家の方のお話から始まりました。愛情を注いで羊を育てる酪農の仕事の話や毛刈りの話まで普段なかなか聞けないことがたくさんありました。
できあがった羊の糸にいろいろなものを結びつけたヒモを撚り合わせてアートな糸に仕上げます。
(親)ローラッグを一つ手に取り、片方の端から羊毛を細く引き出します。
ハンドカーダーで方向を揃え解して丸めたものをローラッグといいます。
親子一緒の作業となります。
1~3.うながしの言葉
引き出した羊毛をボールペンの軸にセロテープで留めます。
(子)羊毛を巻き付けたボールペンを持ち
(親)ローラッグに軽く手をそえて持ちます
(子)ボールペンを時計と反対方向にグルグルまわして羊毛に撚りを入れながらボールペンに巻き取ります。
ローラッグ一つ分、ボールペンに全部巻き取れたら、ひきのばして1本の糸にし、両手のひらで出来た糸の端をしっかりはさみ、撚りを追加します。右手を上に左手を下にずらすことで撚りを追加することができます。
(親)毛を引き出すようにしますが、力を入れて引っ張ると、ちぎれてしまいますから気をつけて、(子)しっかり回しましょう。
5.うながしの言葉
(親)前の工程で作った紡ぎ糸にそえ糸をそわせて、2本又は3本一緒にして時計の方向に撚り入れます (両手のひらを合わせ、右手を下にずらします)
(子)片方の端をしっかり持っていてください。
糸の両端を結び、できあがった撚り糸が解けないようにしましょう。
アートな糸の完成です。
オリジナル そえ糸
そえ糸をプラスしてアートな糸にしましょう。
リボン、布切れ、ビーズ、ボタンなどなど…
お気に入りのものを用意し、細い糸に結びます。
7〜9.うながしの言葉
レシピ
羊毛 | 1本のアートヤーン1.5〜2mの場合、 1.5〜2gのローラッグ |
---|---|
糸・リボン・ボタン等 | |
はさみ | |
セロテープ | |
鉛筆かボールペン |
限定された条件は特にありません。
限定された条件は特にありません。
羊のお話など実物を紹介できないものについて資料を見せるための機材
暮らしの美しい道具であるクラフト作品は、地球からいただく素材を生かすことで創られています。
次世代を担う子供たちを対象に素材の特徴や背景を学びながら、モノづくりを体感します。素材を扱うプロフェッショナルである日本クラフトデザイン協会会員の指導のもと、子供たちの柔らかな感性に委ね、実際に手を動かして素材の持つ特質を感じてもらい、身近なクラフトデザインの工程やその工夫を感じてもらいます。
また、ワークショップに先立ちセミナーを行います。原材料である素材が生まれる背景や、その過程、モノづくりを支える社会や文化について、その分野の専門家によって楽しくレクチャーします。
感想
主催者情報
親子ふれあいワークショップ「アートな糸を作る」
身近な糸はどのように出来ているのか その工程を羊毛のホワホワな感触を感じながら、楽しく体験してもらう
一番古い家畜として人の暮らしに寄り添ってきた羊の話を牧畜家の方の実体験を通して聞くことで、素材の背景の一端を知る機会とする。
メソッドコンテンツ開発者 | 公益社団法人日本クラフトデザイン協会 |
---|---|
講師 | 公益社団法人日本クラフトデザイン協会 正会員 |
イベント名 | 親子ふれあいワークショップ「アートな糸を作る」 |
会場 | インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター |
実施主体 | #公益社団法人日本クラフトデザイン協会 |
実施日 | 2017年1月14日 |
ワークショップ参加人数 | 一回につき 親子15組30人 |
運営人数 | 公益社団法人日本クラフトデザイン協会 正会員 10名 |
関連URL | 公益社団法人日本クラフトデザイン協会 http://www.craft.or.jp/home/oyako.html |
所要時間 | 全120分 |
実施対象 | 小学生の親子 |
本ワークショップに関するお問い合わせ先 | 機関名 公益社団法人日本クラフトデザイン協会 担当部署 事務局 担当者 西川 雅典 TEL:03-6455-5533 FAX:03-6455-5534 Eメール:info@craft.or.jp |
伝えたいこと | #ものづくりの面白さを伝えたい |
ジャンル | #テキスタイル #アートヤーン #糸 |
対象年齢 | #小学生・6歳以上12歳迄 |
所要時間 | #半日・100分以上 |
キーワード | #クラフト #テキスタイル #羊毛 #アートヤーン #糸 |