工芸と建築

2021年5月28日(金)開催 CoJオンライン・サロン 第11回「残業工房」

工芸に触れ楽しむ会員制オンラインイベント(ZOOM)
メンバーと訪ねるから、の、特別なお仕事場訪問。

第11回「残業工房」

2021年5月28日(金) 第11回「残業工房」
ゲストは、建築家 細尾直久さん❕

第11回「残業工房」MENU

【日    時】2021年5月28日(金) 19:00~20:00
【ゲスト】建築家 細尾直久さん

西陣織の未来を革新的に拓き、世界を席巻する「細尾」の、話題の2 つの建築を手がけられた、建築家・細尾直久さんに特別に“残業” いただき、お仕事をご紹介いただきます。いま、そこかしこで息吹を感じる、「工芸× 建築」の展開についても、うかがえる特別な機会です。

 

❖ 伝統のプラックボックスを開ける—「細尾」における二つの建築について

日本での大学卒業後、 イタリアのミラノ工科大学留学を経て、 ミラノの建築設計事務所で働き、 かの地に5 年以上過ごした経験が、 設計活動の起点となっています。 モー ドをはじめ、 イタリアは新しいデザインの発信地ですが、 その背景には伝統に由来する、 様々な職人技術の存在があります。 こうした技術の集稜こそが新しいデザインの実現や生産を支えているという「現代性と工芸性の強い結びつき」に、 深い感銘を受けました。
イタリアから帰国し、 京都へ久し振りに戻ったとき、 多彩な職人技術が今も息づいているだけでなく、 それらが技術それ自体として、 普遍的な魅力を宿していることに気づき、 驚きました。 京都において、 寺社や花街、 茶道・華道の家元、 老舗の旦那衆などといった方々が伝統的な建築文化を支えているため、 職人技術に仕事とお金が循環している一方で、 伝統的な日本建築の世界では、しきたりとしての様式や型が重んじられるため、 その建築の様式には鍵が掛けられており、 新たな改変が求められず、 昔ながらの仕事を反復、 再生産するブラックボックスとなっている側面は否めません。
そうした中で、 伝統的な職人技術を原動力としながら、 今まで受け継がれてきた一つひとつの物のつくり方を間い直し、 それらを活かしながらも、 異なる物づくりの回路と接続させることで、新しい制作の地平を開くことに私たちは主眼を置いています。

2021.05 細尾直久

残業工房_20210528_細尾直久氏_ご案内PDF

 

【ゲストプロフィール】
細尾直久[ほそお なおひさ]
建築家、HOSOO architecture 代表。1981 年ミラノに生まれ、京都で育つ。近畿大学国際人文科学研究所で学び、理工学部建築学科卒業。ミラノ工科大学留学を経て、DavidChipperfield Architects に勤務。イタリアから日本へ帰国後、2015 年京都にてHOSOO architecture を設立。相異なる素材を「織物」のように織り上げることによって、テクスチャーの宿った建築を、衣服のようにつくることを大切にしている。
主な作品に「HOSOO FLAGSHIP STORE」「靑邸」「HOSOORESIDENCE」など。

HOSOO architecture 公式HP


関連情報

HOSOO FLAGSHIP STORE

HOSOO RESIDENCE

FASHIONSNAP.COM取材記事

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