Q&A

Q1何をやりたいの?

CoJ代表理事林田英樹
現代のものづくり、すべての工芸(美術・教育・産業・観光etc.)を横断的に中立につなぎ、社会全体が参画する解決策の構築を目標に活動しています。この活動を通じて、使い手とつくり手の相互作用環境をつくり、よい工芸を育む社会を、そしてよいものがより世界に発信されていく環境づくりを、行政・自治体の力も集めながら、民間の力で推進したいと思っています。
CoJ前監事 (故)川村耕太郎
工芸のジャンルを問わず、素材-道具-つくり手-繋ぎ手-使い手の持つそれぞれの課題への取り組みをしつつ、工芸全体のアップグレードを図る活動を行います。要は、世界でも国内でも日本工芸が注目され、売れるようにするための活動を行いたいですね。
CoJ専務理事 兼 事務局長岩関禎子
生業は美術商なので実体験として、30年前、フランスは、自国のアートの輸出において日本に向け素晴らしい、長期的に意味のあるマーケティングをしました。同じことを海外に向けてやっていくには、海外に出るまえに国内でまずやることが沢山あるということと、日本の文化産業を太くし、文化や人のものづくりを、評価し受け取る人びとを将来増やしていきたい。この活動はそこにつながると思っています!

Q2伝統工芸を守るのが目的?

CoJ常務理事坂井基樹
みなが知る、刺激する、使う、楽しむことで、変える。結果として、守る部分もあるのでしょうか。
CoJ京都支部長小澤泰子
古いモノをただ残すだけだと思わないで下さいね。暮らしと共に“進化する”をご一緒しませんか。
つくるフォーラム事業 推進グループ長長江一彌
いいえ、新たな工芸の価値を生む場をつくり、永く作り続けていくことが出来る様にしたいのです。
CoJ運営協力ディレクター佐藤京
伝統は守るものではなく、現代のingの積み上げです。身近なものから日本で生まれてくる工芸を盛り上げていきましょう!
モリタテ工芸研究所 推進グループ長:山田浩
工芸を「守る」のではなく「創る」が近いかも。

Q321世紀鷹峯フォーラムとはなんですか?

CoJ常務理事坂井基樹
一人ひとりが工芸を「見」「ふれ」「体験」し楽しみながら、工芸を取り巻く未来への課題を「考え」、解決のために「参加する」、 そのきっかけをつくる総合アクションが「21世紀鷹峯フォーラム」です。よいものをよいと評価し使うよき鑑賞者と使い手。高い志をもったつくり手。 そしてよい素材と道具のある環境。作品の質をより高めるための新しい市場。 100 年後の工芸のために、いま私たちができることを考え行動していきます。工芸における理想的な環境をイメージし、鷹峯の名を使っています。
CoJ前監事(故)川村耕太郎
最初、「鷹峯」の名前には、京都だけの言葉だ、など反対意見もあり、どうしようか話し合ったこともありました。でもいま、いろんな機関、いろんなひとが「タカガミネ」って口にするようになっています。やっぱり、この名前にこだわってよかった~!と思います。鷹峯は、日本最古の光悦による芸術村でしたが、短い時間だったとも言われています。けれども、そのイメージが、日本の工芸の「愛称」になってもふさわしいと思います。つくることに、使うこと、そこにかかわるひとや空間を含めた総合的な愛称(ニックネーム)として、「鷹峯」っていいでしょう。現代のものづくりを高めていくんだ、高揚していくんだ、っていう、この活動の意思として、「たかがみね」、って音の響きもいいですよね。
CoJ専務理事 兼 事務局長岩関禎子
日本の多種多様な工芸が集い、従来の枠組みを超えて連携し、社会との連携を力にしておこすイノベーション・ムーブメントです。計画時、3か年計画でしたから、2015京都(従来の枠組みを超えた連携)、2016年東京(連携規模拡大と産業界の参画)、2017石川・金沢で、工芸国際化に向けた日本全国のネットワークづくりへの土台づくりを目途としました。そこで生まれたネットワークを深めつつ日本全国に拡げてゆきたいです。

Q4会員になると、特典はなんですか?

会員拡大隊長野口明嗣
会員になると、各推進グループに参加でき、主体的にこの活動を動かしていけます。CoJは、文化を育む方々、あらゆる工芸振興を行う方々にとって「横」の連携、ハブ機能も果たしてゆく組織をめざしますので、主体的な参加によって、後々意味が出てくると思います。
工芸ピクニック 推進グループ長田中孝樹
会員になると、工芸ピクニック事業、春夏秋冬でのお誘いがありますよ!いろいろ発案もください!
つくるフォーラム 推進グループ長長江一彌
法人会員であれば、現代の御誂え文化を再構築するプロジェクト「つくる」に参画できます!
絶滅危惧の素材と道具 プロジェクトモデレータ&CoJ常務理事坂井基樹
工芸を支える道具や素材。つくり手が一斉にやめてしまい、電話一本で今手に入るものが、近く入手不可能になる将来が懸念されます。地道な作業ですが、日々、情報をつなぐことで解決策がつくっていける手応えがあり、推進者を広く求めています。

Q5推進グループとはなんですか

CoJ専務理事 兼事務局長岩関禎子
「100年後に残る工藝のために」毎年設定する事業内容を推進する会員による事業推進グループで、数か月に一度それぞれに会合があります。実際に事業をすすめるため、目的とゴールを共有し、実現のために、一緒に努力するチームです。参加の度合いは、情報を得るだけというレベルから、実際に手を動かすところまで、会員各人に任されています。
CoJ事務局鈴木晶子
選ばれた推進グループは、年間随時、変更可能です!

Q6推進グループは複数選べますか?

CoJ専務理事 兼 事務局長岩関禎子
一口につき一推進グループにご参加いただけます。二口なら二つの推進グループになります。

Q7なぜ、この活動に参加しているんですか?

CoJ京都支部長小澤泰子
身体に心地よく、見て飾って美しく、次代につなげ、使い続けることができる工芸が好きだから。
工芸ピクニック 推進グループ長田中孝樹
1年半ほど前、工芸に興味があったのでなんとなく参加しました。実際にCoJは公平・中立で視野も広く、これなら工芸復興に向けて何かできるかもしれないという確かな手応えを感じています。ここでやめるわけにはいきません。

Q8参加や応援はできる?

CoJ代表理事林田英樹
以前文化庁長官の任にありましたとき、文化庁だけではできないことの多さに、はがゆく思うことがありました。しかし、経験として国土交通省と連携して実現できたことなど、ふだん全く違う動きをしているところと連携してできることは多くあったのです。
この活動は、産学官連携および、あらゆる工芸分野・ジャンル、衣食住とデザイン、観光分野、保険、輸送輸出まで、みなさんのお力を結集して、今まで解決できなかった課題の突破口を開いてゆくものです。
100年後に残る工芸のために、今やっておくべきことをご一緒に考えすすめること、その活動へのご参加・ご支援をお待ちしています。
文化庁在任時から、枯渇が懸念される素材・用具の課題も、長く、どうしたらいいものか、と考えてきました。どこかで余っているもの、どこかで足りないもの、そういった情報をつなぐシステムをみなさんとつくっていきたいものです。
会員になっていただき、長期的に事業推進してゆく以外にも、展開を予定する事業へのご参加・ご協力をお待ちしています。
CoJ前監事(故)川村耕太郎
産業界の皆様、企業メセナ協議会のお蔭で、2017年度は支援者にとって税制優遇のある方法で支援が受けられますし、「つくる」公募事業も面白いことがおこせますよ。詳しくは事務局までおたずねください。
工芸ピクニック 推進グループ長田中孝樹
私たちの活動に興味を持って下さって嬉しいです。参加・応援とも大歓迎です。みなさんの情熱とスキルを活かしましょう。
CoJサポーター蓑谷百合子
空いている時間を使って、シンポジウム・フォーラムの開催準備や各資料作成を手伝いをしたり、この取り組みを周りの人にお知らせして賛同してくれる人を募るなど、自分にできる範囲で活動に参加しています。