【日本工芸週間2025】社会支援を促すための全国ウルシ植栽状況調査
この調査は、日本工芸週間への協力団体、漆芸関係者およびCoJ会員の皆様を通じ、ご協力をお願いして、お配りしています(調査協力:田端雅進[九州大学]。
現在、国産漆の持続的確保に向け、日本各地でウルシ植栽プロジェクトが推進されていますが、10〜20年後の未来に向け継続に不安を感じられるかたも多く、誰がどのように行っているのか、いまだ全体像は明らかにされていません。
ものづくりの川上にある大切な素材生産者に向け、社会が積極的に支援可能な方法をさぐるCoJでは、「ヘリテージ素材」と本年より新たに位置づけます、その土地の風土と人々の営みが育んだ文化的な遺産でもある工芸の自然素材、失われてしまっては再現できない、まさに至宝といえるこれらの素材の、高付加価値化や持続性確保について、毎年の「日本工芸週間」内で幅広いかたがたに集っていただき議論しています。この調査は、こうした検討を行うに当たり、実際に植栽を推進されている皆様が、どのような時に継続困難を感じ、支援を必要としているのか、ネットワーク化により解決出来る部分があるのか、ご経験やご意見をお聞きするものです。これから新しい民間を中核とした支援制度を創っていく、あるいはもっと活動しやすい環境をつくるための大切な調査です。どうか、ご協力をお願いいたします。
1.調査の目的
・2013年創立来、工芸分野の中間支援組織として、特に素材生産の現場の支援策立案に注力して参りましたCoJでは、このたび、11月に日本工芸週間2025を開催するにあたり、社会支援を促すため、全国の「ウルシの植栽」推進する団体・地域やプロジェクトの輪郭を明らかにするポスター展示を計画いたしております。
・同時に、いただいた回答から、国産漆を根底から支えるかたがたが、どのような助けを必要としておられるかをまとめ、民間を中心にどのような支援体制がたてられるか、実施可能なプランの実現を探って参ります。
(本イベント内「漆の未来を考える座談会(11/4)※」「キーパーソンズセッションⅠ“ヘリテージ素材”の可能性を探り繋ぐ 作戦会議(11/5)」内、ほか次年度実施予定事業にて)
2. 調査依頼内容
・依頼内容=回答シートへのご記入と写真提供 (Excel形式・ワークシート2枚)
①情報公開用「日本工芸週間2025」内掲示用回答フォーム +写真複数枚
②非公開・支援策立案のための調査回答フォーム
ご協力いただける方は、以下より資料をダウンロードの上、日本工芸週間実行委員会(一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン事務局内)にご連絡ください。
社会支援を促すための 全国ウルシ植栽状況調査 ご協力のお願い(PDF)
同 調査票 (Excel)
※こちらの座談会は、以下のフォームよりお申し込みいただけます。