つくるフォーラム

つくるフォーラム成果の発表+「求め手」による「つくり手募集」プレゼンテーション

 

 

つくるフォーラム成果の発表+「求め手」による「つくり手募集」プレゼンテーション
@ 石川県立美術館・ホール その他
Dialog between Clients and Creators ‘Tsukuru Forum’
@ ISHIKAWA PREFECTURAL MUSEUM OF ART

2017年11月17日(金) 13:00-14:30
無料・要事前申込
@ 石川県立美術館・ホール
〒920-0963 金沢市出羽町2-1

ー工芸のものづくり、新たな可能性を求めてー

使い手が欲しいものや条件を「求め手」として先に提示し、つくり手と作品案を公募する、ソーシャルプロジェクト「つくるフォーラム/tsukuru.」。製品を店頭に並べ売る発想から離れて、使い手の「こんなものが欲しかった」という純粋な気持ちと思わぬ視点の意外性から生まれる新しいものづくりです。同時に、これは創作の力を思い切り発揮できる場を拓いていくプロジェクトです。
2017年までに行われた公募プロジェクト全容の説明、昨年の成果の報告を求め手自身から発表、そして今年新たに募集する案件の説明を行います。本年2017年、石川・金沢の求め手である日本で唯一の紅づくりを続ける伊勢半本店からは本物の紅を外出先でも使える「携帯可能な紅器(べにき)」を、茶道裏千家今日庵業躰の奈良宗久氏からは、「世の中に、お茶を楽しくなる、そのものをつくっていこう。」という想いから「茶箱」ならぬ「提げ茶箱」(仮称)の提案がありました。素材・ジャンル、並びにつくり手、プロデューサーといった立場を問わず広く募集します。
ものづくりの本質を問う、このプロジェクトでは、大きな発見と学びが生まれています。求め手による、つくる側に向けた説明と挑戦の場に、ぜひ足をお運びください。

2016年度成果報告:
アクアイグニス「露庵温味」総括料理長 中上 貞明氏
ウェスティンホテル東京 総料理長 沼尻 寿夫氏
株式会社ナカダイ常務取締役 中台 澄之氏

進行:CoJクリエイティブディレクター 長江 一彌
プロジェクトアドバイザー:川越 仁恵(文京学院大学准教授・CoJアドバイザー) ほか

==============================================================================================
11月17日13時より、 石川県立美術館にて、つくり手の皆さまへの新たなものづくりへの募集のよびかけがあります。詳細は是非会場で。
この新たなものづくりを一般の皆様にも見届けていただけましたら幸甚です。お待ちしております。(入場無料)

■tsukuru.×奈良宗久
外に出かけたくなる「提げ茶箱(仮称)」協働制作者募集
茶道裏千家・業躰としてご活躍の奈良宗久氏から、新たなものづくりのプロジェクトが立ち上がりました。ご登壇いただき、公募内容の詳細をご発表いただきます。
内容は、野山でお茶を楽しむための道具をコンパクトに詰め込んで持ち運べる「提げ茶箱(仮称)」の協働制作者の募集となります。この着想のもとになられたことや、あらたなお茶の世界を拓くことへの期待など、お話しをいただきます。
漆芸、木工、指物、竹工芸、籠や鞄制作のかた、やきもの、ガラスに加え、金工、釜師のかた、もしくは魔法瓶技術に強い工場のかたのご協力を求めていきます。
詳しくは 是非会場で。

【奈良宗久 プロフィール】
1969年金沢生まれ、大樋陶冶斎(十代大樋長左衛門)の次男。玉川大学芸術学科在学時、日展および現代工芸美術展で初入選。以降も芸術活動を続行しながら茶道の道へ。財団法人裏千家今日庵へ入庵の後、現在は、宗家直下の指導者である「業躰」として国内外を巡回。金沢でも教場「好古庵」を主宰し後進の指導に努めている。また、NHK解説出演や、松雪泰子主演映画「古都」の茶道監修など活躍は多岐に渡る。金沢市文化活動賞など受賞も多数。

■tsukuru.×(株)伊勢半本店
作家の技が光る「板紅―現代版リップパレット」協働制作者募集
古より染料、着色料、化粧料として用いられてきた、ベニバナ赤色素の「紅」。江戸時代には化粧の習慣が一般に広がり、様々な形状の化粧道具が生まれた中で、携帯用のリップパレット「板紅」が登場します。蒔絵、象嵌などで美しく装飾され、時には一点物として制作されたそれは、懐中に携えられ、外出先での化粧直しの折などに使われていました。今回はこの板紅を、現代のよきつくり手の皆様の感覚で制作頂きます
■用途:
当社運営の「伊勢半本店 紅ミュージアム」にて販売する携帯用リップパレット

【プロフィール】
伊勢半本店は、文政8年(1825)に江戸・日本橋小舟町で創業。以来約200年間、紅花からわずか1%抽出される赤色色素を用いた日本の昔ながらの口紅、食紅、絵具を作り続ける現今唯一の紅屋です。特徴的なのが、玉虫色に輝く口紅「小町紅」。この輝きは純度の高い高品質の紅の証とされており、水を含ませた筆で溶くと一瞬で赤色に変わります。製法は一子相伝の秘伝とされ、代々口伝で伝えられ今日に至っています。
現在、江戸時代から続く紅づくりの技、そして紅の歴史と文化を後世に残すことを願い、東京南青山・骨董通り沿いに「伊勢半本店 紅ミュージアム」を開設しています。こちらでは常設展、紅をお試しできるサロンのほか、年に1回企画展を開催。その他定期的に日本の技を伝えるつくり手を紹介する企画も行っています。

つくるフォーラム成果の発表+「求め手」による「つくり手募集」プレゼンテーションへのお申し込みはこちらから