工芸英訳ガイドライン

工芸英訳ガイドラインとは?

工芸英訳ガイドラインの趣旨・目的

日本の工芸を紹介する媒体は、Webサイト、書籍、美術館・博物館、各店舗、観光、ガイドなど多岐にわたりますが、その用語はバラバラに英訳されています。同じであるはずのものが、英訳時に別のものとして伝わり、多くの混乱を招いています。
2020年に向けて、多言語化が急がれていますが、同時に、それはさらに混乱を大きくしていく可能性もあり、いま取り掛かるべき大きな課題と考えました。

21世紀鷹峯フォーラムを基軸に横断的な連携をしているザ・クリエイション・オブ・ジャパンが中心となり、日本各地の有識者、研究者、ギャラリスト、翻訳の実務者など一線でご活躍の方々の知見を集めながら、英訳時のガイドラインづくりに着手しています。
海外の方々にとって言葉のバラツキによる困惑を減らし、工芸を理解しやすく、一人でも多くのファンを増やしていく一助になることが目的です。

海外に日本を紹介するとき、案内するときに。衣食住、伝統文化、すべてにかかわる工芸言語。
2020年に向け、世界に人気の日本食、能や歌舞伎や茶道、華道を介した文化交流、美術・観光・商業振興、あらゆる場面で多言語化が急がれる昨今、翻訳を依頼する自治体や美術館・博物館といった機関、海外に情報を広く紹介したい商店や作家、団体、翻訳や観光においての実務者の参考に資するものを目指しております。

さまざまなウェブ、書籍、そして美術館・博物館、各店舗、観光ガイドなどすべてにおいて、バラバラに英訳されている工芸のことば。同じものが英訳時に異なるものとして伝わってしまうのは混乱を招くだけです。2020年を前に、これはいま取り掛かるべき大きな課題と考えました。21世紀鷹峯フォーラムを基軸に横断的な連携をしているCoJだからこそ可能な、翻訳の実務者や日本各地の有識者の知見を集めながら、英訳時のガイドラインづくりに着手します。(田中)
担当理事・坂井基樹/推進グループ長 田中孝樹