本事業は、工芸の分野において「今まさに社会に向けつくり手となろうとしている人」と「使う人」を繋ぎ、作品購入という行為が「若き創り手のスタートを支援する」という意識を社会に拡げることを目的としています。「使うもの」でもある日本の文化芸術の一分野=「工芸」を切り口に、一般の方とこれからのつくり手を繋ぎ、日本の将来を支えるよき文化の受け取り手を醸成することが本事業の目的です。
■主催
一般財団法人 川村文化芸術振興財団
http://www.kacf.jp/
■協力 運営・事務受託
一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン
事業概要と仕組み
《推薦》
工芸の次代を担う後進育成事業を推進されている、全国の教育機関、著名工芸家や工芸専門家のみなさまに、『10代~30代まで、ジャストスターター、今回がはじめてのデビューか、デビューしたての、今後注目を浴びる可能性のある、これから社会に立とうとしているつくり手たち』をご推薦いただきます。
《展示販売》
12月、選ばれた24人の作品を展示する2日間を、丸の内KITTEで開催。一般の人が買い手として、全国の著名な推薦者に推薦されて集ったつくり手たちの「スタートを買って応援する場」をつくります。毎日3000人以上が往来する東京駅地下道を訪れるOLやサラリーマンといった一般の方々にも受け入れられるような作品をご出品いただきます。同時に、30㎝角の台座に載る代表作品を1-2点とポートフォリオをご用意いただき、会期中に来場する、様々な分野のプロデューサーやギャラリスト・メディアに向け、いままでの作品と展開したいことなどPR出来るように、ご準備いただきます。
《ファースト・パトロン・カード》
出品作品の購入者には、購入した作家の詳細と作家のメッセージが記された「ファースト・パトロンカード」が配られ、購入者側にとっては、第三者機関に自分の買い物を讃えられたという印象と、作家を支援した、という記憶が残ります。
多くの方々のなかに、文化の応援者になる実感をお持ちいただくことにより、文化を支援する気運がおおきく芽生えることを期待するものです。